2015年6月13日土曜日

ツールの仕組みと難解な説明書

SL内には様々なスクリプト製品があります。
ショーダンスでもアニメーションを再生させるためのツール、セットをRezするためツールなどなど
様々なスクリプト製品を使いますが…

使い方が理解できなくて、せっかく高いお金を出して購入しても
使いこなせずにインベントリの肥やしになっている…なんていう、非常に勿体ない話もよく聞きますw

で、使い方が理解できる人と出来ない人の差は一体何だろうな~…?と考えてみました。
私自身、ショーダンス用のツールをいくつか作っていて、自分のツールのこと以外にも本当に様々な質問を受けるんですけど
中には「そのツールを使って一体何をやりたいのかな??」と、こちらが疑問に思ってしまう質問や
話していて微妙に会話が噛み合っていないな、という違和感を感じることがあったりしますw

そして、そういう方には共通点がありまして…
ツールに対する認識が、非常に漠然で曖昧なんですよね(^^;)
ちょっと乱暴な言い方をしますと
スクリプトは自分ができないことを出来るようにしてくれる魔法の呪文か何かのように思っていて
ツールの目的そのものがあまり理解できていないという場合が多かったりします。

私もスクリプトを特別に勉強したわけでもなければ、ちゃんと理解しているわけでもないんですけど
それでも声を大にして言わせていただきたいw

スクリプトは何でも願いを叶えてくれるというアバウトな魔法の呪文ではありません
むしろ真逆で、決められたことしか出来ないガチガチのものじゃないかと思います(^^;)


さて、このスクリプトに見覚えがあるかと思いますが…
プリムの編集で「新しいスクリプト」というボタンを押すと作られるアレですねw

新しいスクリプトを作った時に、必ずローカルチャットで「Hello Avatar!」と発言されますよね?
良くわからないけど、新しいスクリプトを作ったらそう発言されるんだ……というわけではなくw
それは【スクリプトが起動した時に「Hello Avatar!」と発言する】という内容が書かれているからです。


このスクリプトでは、新しいスクリプトを作った(スクリプトが起動した)時に「Hello Avatar!」と発言する以外
スクリプトが入ったオブジェクトにタッチすると「Touched.」と発言します。
が、それ以外の事は何も起きません
上を見ていただくとわかると思いますが、それしかスクリプトに書かれていないですからね(^^;)

つまり、スクリプトの中に書かれていないことをやろうしても、いくら頑張ったところで出来ないのです。。。
魔法の呪文じゃないっていうのはそういう事

そして、スクリプトは自分で書こうと思うと、構文だの関数だの計算式だのパラメーターの意味だの、色々と面倒なものではありますけど
使うという部分で言えば、仕組みは全然難しいものではなく…
ものすごーーーく端折って言うと

「何をすれば」「どうなるか」 

という2つの要素が主軸になっている、すごぶるシンプルなものなのです…(あくまで使うという視点での仕組みですw)

「何をすれば」をイベントと言い 「どうなるか」はイベントが起こった時に実行する処理

上のスクリプトだと
「何をすれば」=スクリプトが起動したら
「どうなる」=「Hello Avatar!」と発言する

タッチすると「Touched.」と発言する
という
2つのイベントと、それぞれのイベントが起こった時の処理が書かれています。

更にそのイベントや処理には「条件」を付与することができまして
Touchすると…というイベントの中に、「オーナーだったら」という条件を入れてやると、オーナーがタッチした時にしか「Touched.」と発言しないようになります。


スクリプト製品は、この「何をすれば」「どうなる」というのを組み合わせて出来ているもので
例えば皆さん最近は良く目にするようになったであろう、服などのテクスチャを変えるHUD
たくさんボタンが並んでいますよね?

イベント:ボタンAにタッチしたら 処理:テクスチャAに貼り替える(ように、服に入っているスクリプトに指令を出す)
イベント:ボタンBにタッチしたら 処理:テクスチャBに貼り替える
イベント:ボタンCにタッチしたら 処理:テクスチャCに貼り替える

という感じで、どのボタンにタッチしたらどういう処理をするかというのを細かく設定してあるワケです。

ツールには、まず何をするためのものなのかという目的があります。
当然、その目的のために必要のない処理を入れたりはしません(^^;)
服のテクスチャを変えるためのHUDで、関係ない靴のサイズが変わったりしませんよねw

つまり、何が言いたいのかというと…

ツールが使いこなせない人って、実はそのツールがどういうことをするために作られたものなのか
そのツールでどんなことが出来るのかという、基本的な部分がイマイチわかっていないと感じることが多いんですよね(^^;)

難解に感じるツールの説明書は、単にそのスクリプト製品で「何をすれば」「どうなる」かというのを羅列しているものなのです。
ただ、それだと意味も使い方もわからないので
使い方の手順だとか、どうしてそれをしなければならないのかとか、そういう説明が入って長~~い文章になって
読んでるそばから抜けていく、訳のわからないマニュアルになってしまうんですな…w

高機能なツールは「使い方」を覚えようとしても、説明書を読んでいるうちに頭の中がごちゃごちゃになってワケがわからなくなってしまいます(^^;)
使い方と出来る事を一緒に頭に入れようとしても難しいですし
心理として、「ツールの使い方」を覚えようとしてしまうので、結果、意味がわからなくて「無理><」と感じて使うのをやめてしまう…

それを回避するためには、まず「使い方」は考えずに、そのツールで「何が出来るのか」という部分を拾い読みしていくと良いんじゃないかと思います。
何が出来るか理解できたら、改めてそれを実行するためにはどういう操作をすればいいのかをじっくり読んでいく方が頭に入りやすいと思いますよ~!

その時に、「何をすれば」「どうなるのか」に分解しながら読んでいくと、もっとわかりやすくなるんじゃないかなと思いますが…

例】ドアにタッチすると、ダイアログが出てきますので「セキュリティ」というボタンを選択してください。
続けて出てきたダイアログから、ドアを使用できるユーザーを設定してください。
「Owner」 オーナーのみが操作できます。
「Group」 ドアに設定されているグループと同じグループをアクティブにしている人のみ
「All」 誰でも操作することが出来ます。

例文としては簡単ですけどw
この例文を「何をすれば」「どうなる」に分解すると↓になります。

①何をすれば=ドアにタッチ どうなる=設定用ダイアログが出てくる
②何をすれば=セキュリティというボタンを選ぶ どうなる=違うダイアログが出てくる
③何をすれば=「Owner」「Group」「All」の中から目的のボタンを選ぶ どうなる=ドアを使用できる人が設定される

こうやって分解してみると、ドアのセキュリティを設定するためには、3つの操作が必要だというのがわかりやすいし、一つ一つの操作としては単純なものなんじゃないかと思いますが…いかがでしょうか?

その他にもツールが「何をすれば」「どうなる」の組み合わせで作られているのがわかっていれば
動作がおかしい時にどこをミスしているのかというのも発見しやすくなったり^^

ということで、すっかり長くなってしまいましたが
説明書がワケわからない>< 使い方が覚えられない><と諦めてしまいそうになった時に
この記事がお役に立てれば幸いでございます(、..)、 ペコリッ

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